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2x4工法と住まいの性能
© Linwood Homes Ltd.
強い地震にも耐えられる「耐震性」に優れた住宅
地震に強いツーバイフォー工法
リバイブルの住宅は2×4工法を、さらに強化した2×6工法で設計しています。日本従来の軸組工法は「柱」や「梁」などを点で結合するのに対し、ツーバイフォー工法は屋根、床版、壁など「面と線」により6面体で支える工法です。この枠組みされた木部分と構造用合板が「面」となって、揺れの力を受け止め、分散・吸収することで、耐震性に優れ地震に強い構造になっています。過去に起きた国内の震災でも被害の無い建物が多く、阪神・淡路大震災時に記録されたデータを元にした実耐震実験でもその性能を証明しており、地震に強い安心の住宅といえます。
2×4(ツーバイフォー)工法とは?
ツーバイフォー工法は、枠組みを作ってから合板を組み合わせて、屋根、床版、壁の6面によって建築する工法のことを言います。建設材料に2インチ×4インチの角材が一番多く使われているため、2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれるようになりました。
現在では、北米住宅の9割以上がツーバイフォー工法で建てられており、日本でも着工が260万戸を超えています。
強固なモノコック構造
「面構造」を基本にしたツーバイフォー住宅は、6面体ができあがると、家全体が強いモノコック構造(一体構造)となります。モノコック構造はもともと、極限の強度が求められる航空機用に開発されたもの。スペースシャトル、新幹線、F1レーシングカーにも採用されているほど、きわめて強固な構造です。
モノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散してしまうので、外力に対して抜群の強さを発揮します。
火災時に差がでる耐火性能
火事になっても燃えにくく広がりを防ぐ
木は火に弱いと思われがちですが、実は2×6工法は耐火性にも優れており、それは火災保険料率にも反映されています。2×6工法は、壁の中にファイヤーストップ材となる枠組材が組み込まれており、火が燃え広がるのをくい止めます。すべての部屋の天井、壁の内側に約21%の結晶水を含んでいる石こうボードが貼られており、炎があたると熱分解を起こして約20分もの間水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。
また、40㎝の距離しかない隣家が火事になっても燃え移ることがなかったという実例もあり、その高い耐火性を証明しています。
ファイヤーストップ構造
ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。また、床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつも作られているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(石こうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
石こうボード
ツーバイフォーでは、すべての天井や壁の内側全面に、厚さ12.5mm以上の石こうボードが貼られます。石こうボードの中には約21%の結晶水が含まれていて、炎があたると熱分解を起こして約20分もの間、水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。このため火災が発生しても、天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が発火点(約450℃)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。また、床・壁の内部に埋め込まれる断熱材も、火災時の熱が構造材に伝わりにくくし、石こうボードとともに木材の発火を遅らせます。これによりツーバイフォー住宅の耐火性は、さらに高くなっています。
日本の気候でも快適な住み心地
省エネにもかかわる断熱性
ツーバイフォー住宅の外壁は、枠組材に構造用面材を貼った大壁構造のために、枠組材の間に空気層をつくります。断熱材はその空気層に充填するため施工も容易です。構造体自体を断熱化し易く、気密施工も容易なために建物自体がもともと優れた断熱性・気密性を兼ね備えています。更には2×6工法を採用すると、使用される断熱材(高性能ロックウール)も従来の約1.6倍の量が充墳可能となり優れた断熱性が確保されています。
また、熱が逃げやすい開口部には、PVC二重ガラス窓(不活性ガス入り)及び断熱・気密ドアを採用。夏涼しく、冬暖かい快適な住まいを実現できます。
湿気や結露対策も徹底
ツーバイフォー住宅では、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下の日本農林規格に基づく乾燥材を使用。壁内に断熱材が充填されているため、室外と室内の温度差がゆるやかに緩和され、結露が発生しにくい構造となっています。小屋裏には軒裏換気、妻換気等を設けるなどして有効な換気方式を採用しています。
湿度の高い日本で問題になる湿気や結露への徹底した対策によって、ツーバイフォー住宅は耐久性を確保。永く暮らせる丈夫な住まいを実現します。
また、一般的に断熱材の外側(外壁仕上げの内側)に通気層を設け、万一の漏水時の排水のためにも役立っており、耐久性を高めることとなっています。
太め鉄丸くぎ(CN釘)を枠材相互及び枠材と面材との緊結のために使用しています。平成19年6月より亜鉛めっき処理された太め鉄丸くぎ(CNZ釘)の使用が認められ、耐久性の向上に役立っています。
写真提供元 Linwood Homes Ltd.